ゴルフ場
60年以上愛される名門──東京国際GCがゴルファーに支持されるワケ
中央自動車道・国立府中ICから約12km、多摩モノレールの終着駅・多摩センターからタクシーで10分という抜群のアクセスを誇る東京国際ゴルフ倶楽部(以下、東京国際GC)。
1961年開場の本格派コースは赤星四郎の設計、クラブハウスは“日本モダニズムの父”アントニン・レーモンドが手掛けたことで知られます。
本記事では、60年以上にわたりゴルファーに愛され続ける東京国際GCの〈コース特徴〉〈メンバー特典〉〈費用と入会手続き〉を総覧し、その魅力をひもときます。
1.クラブ概要と歴史
所在地・経営母体(シャトレーゼグループ)
東京都町田市に位置するクラブは、現在スイーツ大手のシャトレーゼグループが運営。食品メーカーならではの「おもてなし品質」を随所に感じられます。
赤星四郎による設計コンセプト
多摩丘陵の滑らかな起伏を生かしながら、各ホールにベントとコーライ、2面のグリーンを配した赤星四郎らしい戦略性が光ります。無理な造成を避けたためフェアウェイは自然なアンジュレーションを残し、常にライの傾斜を読み解く知的ゲームが求められます。
レーモンド建築の意匠とクラブ文化
クラブハウスはRC造に木を調和させた温かみのある外観。大きなピクチャーウインドー越しに18番グリーンを望むラウンジは、プレーヤーの談笑とギャラリーの観戦を同時に叶える“社交の舞台”。建築そのものが東京国際GCの文化を形づくっています。
2.コースレイアウト&練習環境
アウト:フラット系ホールで精度勝負
OUTコースは比較的穏やかな起伏との声もあり、大きな高低差は少なめと案内されています。
1番〜4番ホールはフェアウェイがゆるく曲がっているため、最初のショットをどこに置くかがスコアに大きく影響します。グリーンはやや高い位置にあり、外すと寄せるのが難しくなるので、アイアンショットの正確さがポイントです。
イン:谷越え・ドッグレッグが続くチャレンジングゾーン
INは高低差や谷越えホールが点在すると言われ、公式コースガイドでも戦略的セクションとして紹介されています。
12番Par4は距離が短く下り坂になっているため、最初のショットを約200ヤード打って安全な場所に置き、2打目を安全に運ぶ戦略が推奨されるという声もあります。17番Par5は左に曲がるロングホールで3打で安全にグリーンに運ぶか、2打で直接狙うか、腕前と風向きで戦略が大きく変わります。
200Yレンジ・アプローチ&バンカー練習場の充実度
クラブハウス脇には公式情報では約200ヤードの打球レンジに加え、ショートゲーム用のアプローチエリアやバンカー練習場も設置されていると案内されています。平日朝はメンバー専用枠が設けられ、ラウンド前に徹底的に調整可能です。
3.メンバーライフの魅力
月例競技・クラブ選手権など年間イベント概要
A・Bクラスの月例杯、スクラッチ競技、理事長杯、クラブ選手権など年間を通じて月例杯や各種クラブ競技が定期的に組まれておりを開催。HDCPに応じて挑戦のステージが用意されており、競技志向のゴルファーには鍛錬の場、交流の場として最適です。
家族優待制度(配偶者・子・孫 最大7名)
メンバー1人につき配偶者・子・孫を合わせ最大7名まで登録できるファミリーカードを発行。ビジターフィはメンバーフィ+3,000円程度とリーズナブルで、週末ファミリーゴルフを楽しむ会員が多いのも特色です。
レストラン&ラウンジ:シャトレーゼ監修スイーツとワインバー
朝は焼き立てクロワッサンと自家焙煎コーヒー、ハーフターンには季節限定の“樽出し生ワイン”とシュークリームが人気。プレー後には勝ち負けを語らうメンバーでワインセラーが賑わいます。
4.会員権データと費用
直近売買レンジ
2025年6月時点の市場相場は「売り 290万円/買い 230万円」前後。2024年初比でやや上昇傾向にあり、首都圏アクセス重視層の需要が反映されています。
維持コスト
名義書換料:110万円(消費税込)
年会費:6万6,000円(税込)※口座振替・年一括
その他:ロッカー使用料5,500円/年、施設協力金なし
入会に必要な書類と推薦人条件
・入会申込書/印鑑証明(3か月以内)/住民票
・推薦人:在籍3年以上の正会員2名(実印・会員番号記載)
5.入会手続きについて
1)書類準備 → 2)名義書換料納付・申請 → 3)面接+同伴プレー → 4)理事会承認(数週間〜1か月程度(目安、状況により前後する場合あり))という流れ。
面接は和やかな質疑が中心ですが、クラブの歴史やエチケットについての理解度は確認されるので事前の予習が安心です。
6.こんなゴルファーにフィットする
・週末でも都心から1時間圏で確実にラウンドしたいビジネスパーソン
・家族や取引先を招待し、ホスピタリティを発揮したいプレーヤー
・伝統コースで月例・選手権に挑み競技志向も磨きたい上級者
7.まとめ──東京国際GCで広がる“自分のホームコース”という選択
60年以上の歴史に裏打ちされたコース設計と、レーモンド建築が醸すクラブ文化。都心近郊ながら四季折々の自然を満喫できる環境に、シャトレーゼグループならではのホスピタリティが加わり、ホームコースとしての価値は揺るぎません。
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