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シニアがゴルフを続けるべき3つの理由 ── 健康・仲間・脳への好影響を徹底解説

日本人の平均寿命は男性 81.09 歳、女性 87.14 歳(厚生労働省・2023 年簡易生命表)。

一方、介護を受けずに自立して暮らせる健康寿命は男性 72.57 歳、女性 75.45 歳にとどまり、約 9〜12 年の“ギャップ”が存在します。

 

この壁を少しでも先送りする手段として近年注目されるのがゴルフです。1ラウンドで平均 9〜10 km を歩き、スイングで全身を動かす点が大きな魅力。

さらにスウェーデンの大規模疫学研究では、ゴルファーは非ゴルファーに比べ死亡率が 40 %低く、平均寿命が約5年長いと報告されています。

 

本記事では、ゴルフが 〈体〉〈心〉〈脳〉 に与えるメリットと、シニアが安全に長く続けるためのコツをご紹介します。

 

 

 

1.ゴルフのメリットその1:身体機能 ―― 健康寿命の延伸

・ゴルフは中強度の有酸素運動
18 ホールを徒歩で回ると平均約9.6 km(6 マイル)を歩きます。これは持久力向上や体脂肪燃焼に効果的です。

 

・全身の筋力・バランス向上
スイングは下肢 → 体幹 → 上肢へと力を連鎖的に伝えます。特に下肢筋力と体幹安定性は、つまずき防止や姿勢維持に直結。週 1 ラウンドに自宅での素振りやスクワットを組み合わせれば、日常動作が格段に楽になります。

 

・寿命延伸エビデンス
冒頭でも触れたスウェーデン研究では、プレー頻度が高いゴルファーほど死亡リスクが低い傾向が確認されました。歩行と全身運動の複合効果が健康寿命を押し上げていると考えられます。

 

 

 

2.ゴルフのメリットその2:心を支える ―― 仲間づくりとメンタルヘルス

・定例ラウンドが生むコミュニティ
定期的に開催されるシニア向けコンペは、同世代の仲間と顔を合わせる絶好の機会です。

 

・孤独リスクの低減
定期的に“人と会う約束”があることで、退職後に生じやすい孤立感を防ぎ、メンタルヘルスを保ちやすくなります。

 

 

 

3.ゴルフのメリットその3:脳を活性化する ―― 戦略スポーツとしての効果

・前頭前野を刺激するコースマネジメント
距離・風向・傾斜・ハザードなどを総合的に判断し、最適なクラブと弾道を選ぶ過程は複雑な意思決定タスクそのものです。

 

・臨床試験の知見
18 ホールを歩行プレーした直後に処理速度とワーキングメモリが有意に向上しましたという実験結果も報告されています。軽い有酸素運動と戦略的判断の組み合わせが脳機能を短期的に高める可能性があります。

 

・ビタミンDと認知症リスク
屋外で日光を浴びると体内でビタミンDが合成されます。ビタミンDが欠乏していると、健康な人と比べて認知症リスクが 53〜125 % 高いと報告されています。ゴルフは安全に日光浴を取り入れられる好例です。

 

 

 

4.続けるコツ ―― 安全&長続きの実践ポイント

カテゴリー 実践のヒント
ウォームアップ ティーオフ 30 分前に股関節回旋と肩甲骨ほぐしを各 10 回
クールダウン ラウンド後に腸腰筋ストレッチとハムストリング静的伸張を各 30 秒 × 2
クラブ選び 軽量カーボンシャフト/ロフト 10.5° 以上のドライバー/ユーティリティ重視
モチベ維持 月 2 ラウンドを目標に、スマートウォッチで歩数・心拍数を記録し、スコアアプリで自己分析
刺激を得る 年 1 回は旅行を兼ねた遠征ラウンドで異なる芝質と景観を体験

 

 

 

5.まとめ

ゴルフは

 

1.身体 ―― 歩行とスイングによる全身運動で健康寿命を延ばす

2.心 ―― 仲間と笑い合い、孤立を防いで幸福度を高める

3.脳 ―― 戦略思考と有酸素運動で認知機能を刺激する

 

という三拍子がそろった“生涯スポーツ”です。科学的研究でも平均寿命を約 5 年延ばす可能性が示されています。健康寿命を 1 日でも先送りしたい皆さん──まずは 9 ホールを歩き、クラブハウスへ戻ったときの爽快感を味わってみてください。きっと次のラウンドが待ち遠しくなるはずです。